【工具コラム】工具ヘルパー・スタッフのつぶやき
2020年01月29日
こんにちは!
今日はほんとになんとなーく調べた「今さら!?」なことでもつぶやきたいと思います。
気楽につぶやきますのでいつものように気軽に流し読み下さい。
①
日頃から現場でお仕事されているプロの方はさておき、皆さんは【コンクリート】についてどれくらい知っていますか?
ちなみに私はほんとに何も知りませんでした。まぁ建築物なんかを作るための材料で、水とコンクリの材料を練って作って、すごく硬いもの、くらいの知識です。
「こいつ、なんで唐突にコンクリなの?」って思われるでしょう。先日お買取りさせていただいた【モルタルミキサー】なるものがきっかけでした。
【コンクリートミキサー】っていう名前なら聞いたことがあったんですけど、【モルタルミキサー】っていう名前は初めて聞いて。。中古工具の販売もしている以上、商品知識が必要になるので、【モルタル】っていう言葉の意味から調べ始めたんです。
そしたら今更ながらにいろいろと知らなかったことが知れたので、知識の整理を行おう!と今回のつぶやきネタに決定しました。
②
まず、【モルタル】と【コンクリート】の違いについて。
【モルタル】は石灰石に水と細骨材(いわゆる砂)を混ぜたもののことです。主にレンガやブロックの目地や、【コンクリート】表面の仕上げに使われます。他にも建物の下地で使われたり、接着剤として使われたりもします。
【モルタル】の主な使用用途は仕上げや調整など。駐車場や外構まわりの床面にモルタルを平たく塗ると、水はけがよくなり、見栄えもよくなるのだそうです。
対して、【コンクリート】はセメント、水、砂、砂利を混ぜ合わせたものです。建物の材料として使わていて、「押される力(圧縮力)」に非常に強いという性質を持ちます。
【モルタル】と【コンクリート】は性質の違いからそれぞれの使用用途にあわせて重宝されているんですね。
③
【コンクリート】は「押される力(圧縮力)」に強いといいましたが、反対に、「引っ張る力」には非常に弱いのだそうです。
100kgの重りを「上にのせても」びくともしないのですが、10kgの重りを「下にぶら下げると」簡単にひび割れ、壊れてしまいます。
「引っ張る力にも強いコンクリートを作れないか?」と思案され、登場したのが【鉄筋コンクリート】です。コンクリートの中に、鉄筋を入れて安定させようとしたわけですね。
鉄筋を入れることにより「引っ張る力にも強いコンクリート」を用意することができました、が、「コンクリート」の性質そのものが変わったわけではありません。
そのため、地震や膨張、収縮などによりどうしてもコンクリートに微細なひび割れやクラックが発生してしまいます。
ある程度の大きさのクラック(0.3mm程度まで)なら問題はないのですが、あまり大きくなると中の鉄筋がさびて膨張し、大きくコンクリートが破裂した状態になってしまいます。
④
【鉄筋コンクリート】の登場によりコンクリートの弱点を補強できたわけですが、まだ「完全な耐久力」を得たわけではない、というのがコンクリートの現状です。
では、なぜ現代では建物の素材として【コンクリート】が重宝されるのでしょうか。それは、現場においてコンクリートを使用する明確なメリットがあるからです。簡単にメリットをまとめると
【技術者いらずで設備も必要なく、安定した品質で簡単に購入できるから】だそうです。【はやい・うまい・安い】はどんな業種でも共通の要望なんですね。
今回はここまでです。
画像を用意できず文章だけでつらつらまとめたので睡眠導入剤にいいかもしれませんね。気軽に読み流してください。
それでは、また!
筆者:栗本