工具ヘルパー 近況報告
2019年05月17日
皆様こんにちわ!工具ヘルパー店長の栗本です。
もうすっかり温かくなりました。というか汗ばむくらいに熱いというか。。
今年の夏も去年くらいに熱くなっちゃうんですかね。ほんと勘弁してほしい。。
さて本日は、工具のメンテナンス現場をリポートしようと思います。
中古工具の一番の心配どころはやはり工具の寿命です。過酷な環境で使用されることの多い工具は他の道具に比べて格段に上部に作られてはいるのですが一つ一つのパーツに負荷が蓄積されていることは間違いありません。
そのため中古工具を取り扱う上で大切になるのが査定での動作チェックです。正常に動作しているかどうかを丁寧にチェックしていき違和感がないかを記録していくんですね。
なんらかの違和感があればその原因を突き止めて、販売価格を調整していくんです。なので中古工具の売価は新品工具のように定価は存在しません。
同じメーカー、同じアイテム、同じ型番であっても工具の状態が一つ一つ違うため、基本的には同じ売価にはなりません。(ただ、中古市場での相場として下限と上限は存在します)
今回見ていくのは釘打ち機です。釘打ち機でもっとも違和感のわかりやすいエア漏れの症状が出ていたのでメンテナンスしていきます。
【
エア漏れはエアダスター付近から感じ取れたので早速中を見ていきます。
すると中からマフラーがぼろぼろになって出てきました。この場合は経年劣化によるマフラーの腐敗です。
とりあえずそのままにしていても仕方ないので綺麗に掃除します。
これなら代わりのマフラーをつけてやれば治るかなとさっそくマフラーを交換。もとの状態にもどして早速試し打ち!。。しかし、エア漏れ収まらず。。
しかたがないのでさらに内部までばらして見てみると。。
中のパーツが割れていて、フタとしての機能を全く果たしていませんでした。これはどうしようもない。。
エア漏れを治す方法は主に二つあります。破損個所を特殊なテープで覆うことでエア漏れを防ぐか、根本的にパーツを交換してしまうか。
今回の場合はテープでの補修は難しいので新しいパーツを交換することにしました。しかし残念ながら予備パーツの在庫がなかったのであわてて発注。パーツが届くまでメンテはお預けとなりました。
今回は釘打ち機を見ていきましたが工具のジャンルが異なればもちろんメンテナンスの対応の仕方も変わってきます。
中には見たことがない症状の工具とでくわすこともあり、毎日が勉強・実践の日々です。
今回は以上です!また次のコラムでお会いしましょうー!