それぞれのメーカーの特色~エア工具~
2019年02月14日
☆工具ヘルパー・スタッフコラム
第8回『それぞれのメーカーの特色~エアー工具~』
皆様、こんにちは!工具ヘルパー・スタッフの南です。
まだまだ電動工具のメーカーについても特色を調べないといけない会社はたくさんあるのですが、大まかな会社は調べ終えたと自分の中でちょっとだけ納得したので
今日はエアー工具についてのメーカーの特色を勉強いこうかなと考えています。
その上で、個人的にはエアー工具の呼び方はいろいろ分かれてるんだなぁ、と思った次第です。
電動工具は電動工具で大体ひとくくりなのに、エアーツールと呼ばれたり空圧工具と呼ばれたり、エアー工具と呼ばれてみたり、とりあえず私は中間のエアー工具を採用していこうと思う所存です。
エアー工具については第5回の『工具の種類ってどれぐらいあるのか?』の真ん中らへんに記載があるのでそちらをご覧下さいね。
エアー工具は軽くこの工具ヘルパーに配属されて調べることも多かったので多少は知っているのですが、日本では、国内メーカー製品が主流となっているようなので、今回は特に国内、外国と分けることなく勉強していこうと思います。
MAX(マックス)
私の認識は、日本エアー工具界のAp〇leのように思えます。
圧倒的シェアを誇り、その製品においても耐久性や静音性の面において頭一つ抜きんでているようです。
会社としては最初はホチキスの会社だったのですが、エアー工具のエアタッカを国産初で作った事からエアー工具会社としての歴史が始まり、コンプレッサの開発や各種エアー工具の開発、販売を行ってきたようです。
エアーコンプレッサはエアー工具の心臓部となるところなのでその確かな信頼性が大事になってくるのですが、MAXのエアー工具はそれに応えきっているようです。
中古市場でもなかなか値落ちがし辛く、新品や未開封品であれば2,3世代型落ちのモデルでも半額ほどの値が付くほどなので、その信頼性がうかがい知れますね。
ほかにもスマートフォンのBluetoothでの遠隔操作も可能で、その設定内容も細かく設定できる上に何より現場仕事の最中、スマートフォンを持ち歩くだけで作業しながらの最適な調整が可能になることを考えると非常に便利な機能に思えます。
AIモードという商品を長持ちさせるために、作業に必要なエア圧を自動調整して必要なだけ貯める、など使用者にありがたい機能も搭載されているようです。
エアーコンプレッサーはは結構値が張りますからね、これはありがたい機能ですよね。
主なエアー工具
・エアーコンプレッサ
・エアタッカー
・エアネイラ
留めるホチキスを開発してきた会社が、空気圧を使った大型ステープル射出機、エアタッカーに進出し、今では日本のエアー工具の先端をいく会社に。
事の始まりを知ることで、会社の特色も見えてくるものですね。
HiKOKI(Hitachi)
電動工具でも出てきました、元HitachiことHiKOKI。
電動工具ではその職人性と本質、技術性を感じさせてくれましたが、
ことエアー工具においてはどうなのでしょうか?
さわモデルというエアコンプレッサを主軸に販売しているようで、こちらのエアーコンプレッサは佐和工場で作られていることから、さわモデル、と区分されているようです。
Vモードと呼ばれるMAXのAIモードのような機能も搭載されており、こちらの製品もユーザーに対して少しでも機材を長持ちさせるよう工夫はされているようですね。
主なエアー工具
・釘打ち機
・エアータッカー
・エアーコンプレッサー
電動工具が強いだけあって、エアー工具メーカーとしてはあまり強くはないのですが、電動工具でも深く打てるくぎ打ち機を出したりと、私見にはなりますが、技術的な側面で見れば、電動工具にエアー工具の独壇場だった事をさせるためにも開発・販売しているように、私は思います。
Makita(マキタ)
続いてマキタですね。
こちらも電動工具編でご紹介した通りなのですが、エアー工具でも電動工具と同じく製品を出しています。
出回っている製品数としては比較的少なめな印象を受けています。
エアーコンプレッサも他社よりも1気圧高い46気圧を実現している処が強みのようです。
1気圧高く籠めれるということは、他社よりも多くの釘を打てる、容量では国内ではマックスの一強のようなので
携行するエアコンプレッサ分野においては強いのかもしれないです。
そしてHiKOKiと同じく、充電式くぎ打ち機やタッカなどを製品として用意している処から、やはり充電式でシェアを奪おうとしているのかもしれませんね。
しかし使用感で言えば、やはりエアー工具のくぎ打ち機には劣るようです。
・一般的な釘打ちエア工具
・エアコンプレッサー
基本的にエアー工具はその性質上打ち出しに優れているようで、今ではツールとしての軽さなどもその評価の対象になっているようですね。
ですがそれを上回るネックとしては、エアー工具としての性質上として、チューブが必要になり、常にコンプレッサとの距離、取り回しづらさがついて回るようです。
充電式釘打ち機やタッカーでHiKOKIがエアー工具に負けないパワーを出そうと頑張っているようですし、いつかはエアーコンプレッサの値段のネックや取り回しづらさ、何より電源が必要な事から、エアー工具は廃れていくのかもしれません。
もし私がそういう仕事をしているのなら、電源が必要で、稼働距離がチューブの長さ次第で、取り回しづらいエアー工具なら、充電の手間はあるけど場所を選ばない電動工具を選びますからね。
今日はここらで失礼させて頂きます、またの記事でお会いしましょう!