エンジン工具について
2019年03月04日
☆工具ヘルパー・スタッフコラム
第16回 『 エンジン工具について 』
こんにちは! 工具ヘルパー・新人スタッフの荒駒です! まだまだ見習いですがどうぞよろしくお願いします!
さて、今回は工具の話題に戻りまして『 エンジン工具 』にスポットをあててみたいと思います。
個人的なイメージだと、エンジン=車 みたいなところがあって、大きい、パワーのある工具という曖昧なイメージしかありません。
それではエンジン工具について調べていきたいと思います!
まず「エンジン工具とはどういった仕組みなのか」ですが、エンジン工具は内部にエンジンを搭載した工具のことを言います。
燃料と空気の混合物を圧縮し、点火(点火装置)、燃焼、膨張をサイクルさせることで運動エネルギーを作り出しています。
生み出されるエネルギーが爆発的なので電動工具よりもパワーがあります。 よって様々な現場で重宝されているようです。
ちなみに燃料ですが、混合燃料というレギュラーガソリンとオイルを決められた比率で混ぜたものを用いります。
取り扱っているものがガソリンなので安全面には気をつけたいところです。
・混合燃料の保管
混合燃料には使用期限というものがあります。 ガソリンが混ざっているので、だんだんと酸化し変質して異臭を放つようになり、色もオレンジから茶色に変色していきます。
エンジンオイルを混ぜているので色の判断は難しくなりますが、変質したガソリンは独特なにおいがしますので判断が可能です。
この劣化した混合燃料を使用すると、始動性が悪くなり、エンジンがなかなかかからなくなります。 また、キャブレターや燃料フィルターのつまりの原因になったり、水が入るとエンジンが焼き付を起こす可能性だってあります。 勿体ない、面倒くさいからといって使って、工具やエンジンが壊れてしまうと元も子もありません。
ですので、混合燃料の作成は劣化する前に使い切れる量(約1か月分)だけにしましょう。
保管に関してですが、
〇燃料容器はできるだけ気密性の高い容器に保存する
〇底の方の燃料は使わない
〇換気が良く光の当たらない乾いた涼しいところに保管する
これを守るようにしましょう。
ガソリンは酸化しやすい液体ですので、気密性が高くない容器で保管するとどんどん酸化していきます。 酸化防止剤入りの缶入り燃料でも異物の混入は起こるようです。 あまりアテにはできないですね。
また、異物や水分は燃料容器の底にたまります。 異物を含んだ燃料缶の底に残った燃料は給油しないようにしましょう。
温度の上昇はガソリンの酸化を進めますので通気性の良い、暗所で保管しましょう。
では一体、そのエンジン工具にはどういった製品があるのか? さっそく調べてみました。
エンジンプレートコンパクター、エンジンブロワ、エンジンカッター、エンジンランマ、エンジンチェーンソー、発電機、溶接機、エンジン投光器 etc…
チェーンソーは紐を引っぱってエンジンを始動させる映像をよく見ますので私もわかりますが、ブロワにもエンジン工具があったんですね! 知りませんでした。
あと発電機なんかは工事現場でよくみますね。 道路舗装の現場だと上に挙げた工具が複数みます。 アスファルトを壊したり、固めたりするのはそれだけパワーがいるってことですね。
一般のDIYをされる方が使用することってあまりないんですかね。 庭の手入れで芝刈り機を使ったり、持っている土地の木を伐採するとかでチェーンソーならありえそうですが(笑)
現在、燃料の取り扱いの煩わしさ、騒音や重さがネックであるエンジン工具は電動工具への移行が行われています。 特にマキタではチェーンソーなど製品化されています。
それでもまだまだエンジン工具は様々な現場で重宝されており、なくてはならない存在になっています。
エンジン工具のこれからの展望はわかりませんが、エンジン工具の持つ価値はこれからもなくなることはありません。
ということで今回はこの辺で終わりにします。
次回またよろしくお願いします!