【工具コラム】工具ヘルパー・スタッフのつぶやき
2020年01月26日
こんにちは!
各工具の付属品についてのつぶやきPart2はレシプロソー・セーバーソーの【替刃】についてです。
こうやってつぶやきを更新するために調べなおすと「そうそう!わりとわかりやすいんだよなぁ」と思うのですが、しばらく経つとぽっかり内容が抜けてしまって。。
「あれ?レシプロソーの替刃って各メーカー共通だったっけ?」ってなってる始末です。お恥ずかしい。。
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さて、【替刃】についてお話する前に、まずはレシプロソーとセーバーソーの【違い】についてつぶやきましょう。
結論から言うと、セーバーソーもレシプロソーもどちらも【同じ電動工具のこと】を指しています。メーカーごとに商品名称が異なっているというだけなんですね。あぁややこしい。
【レシプロソー】は【マキタ・パナソニック】のカタログ表記で、【セーバーソー】は【日立工機(現:HiKOKI)・ボッシュ】のカタログ表記です。
一応、世界規模でのカタログ表記を見たときには、HiKOKIもボッシュも【Reciprocating Saw(往復式ノコギリ)】とカタログ表記しており、また「Reciprocating」という英語が【レシプロソー】の由来であることから世界的には【レシプロソー】の呼び方が主流なのだそうです。なのでこのつぶやきでも【レシプロソー】で統一しようと思います。
②
レシプロソーは専用の【替刃】を装着し、木材、鉄、アルミ、塩ビなど様々な部材を切断するために使用される電動工具です。
現場での解体作業時にはもちろん、一般のご家庭でも粗大ごみの解体や庭木の枝打ちなどなど使用用途は多岐にわたります。
切断工具と言えば丸ノコが花形なイメージですが、最強のユーティリティ・プレイヤーはレシプロソーかなと個人的には思っています。
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さて【替刃】のお話。
レシプロソーの替刃は【各メーカー共通規格】です。レシプロソー本体のメーカーと替刃のメーカーが異なっていても装着可能です。便利ですね。
ドリルやインパクトのビットしかり、丸ノコの替刃しかり、消耗する付属品に関しては各メーカー共通規格であることが多い気がします。
ただし、ここで注意なのはレシプロソーの替刃にもハンマードリルの【シャンク】の種類と一緒で、装着部の形状にいくつかの種類があり、この装着部の形状とレシプロソーの取り付け口側の形状が一致しないと取り付けできません。
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レシプロソーの刃の種類は【切断する材料】【刃数】【長さ】【厚さ】で決まります。
【切断する材料】では、木工、鉄工、塩ビ用があります。
【刃数】は少ないほど、切断スピードは速くなりますが、切断面は粗くなり、多いほど、切断面がキレイになりますが、切断スピードが落ちます。
【長さ】は長い方が切断面が広いので接触面積が大きく、本体に伝わるブレも大きくなり切れにくい為にしっかりと本体を抑える必要があり、短いブレードの方が作業はしやすくなるという特徴があるため一概に「大は小をかねる」というわけではないことに注意です。
【厚さ】は堅く厚い材料を切断する時にはより厚いmのを、切削屑を少なく、仕上がりも綺麗にしたい場合には薄めのものを選択するとよいそうです。もちろん薄ければ薄いほど、堅く厚い材料には適しませんので注意です。
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レシプロソーの替刃は種類が多く、とてもつぶやきでまとめきれるものではないためここではあくまでもざっくりとまとめました。要点は以下の通り。
1.替刃の規格は各メーカー共通である
2.替刃の装着部分の形状には種類があり、本体側と一致しないと装着はできない
3.替刃の種類は多岐にわたり、切りたいものや求められる条件によって使い分けられると◎
今回はここまでです。
次回のつぶやきネタはまだ未定ですが、また更新した時には気軽に流し読みして頂けると嬉しいです。
それでは、また!
執筆者:栗本