【工具コラム】工具ヘルパー・スタッフのつぶやき
2020年02月05日
こんにちは!
前回は【なぜ電動工具のリチウムイオンバッテリーは高価なのか?】についてつぶやきました。
電動工具のバッテリーはリチウムイオンバッテリーの中でも放充電性能を重視するためバッテリーセルが高性能になるから高価になります。単純にバッテリーの性能がPCやゲーム機などのものと比較して高性能だから高価なんですね。
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とはいえ、高いものは高い。これもまた事実です。
どれだけリチウムイオンバッテリーが寿命のもちのいいバッテリーとはいえやっぱり消耗品。いつかは寿命がきて新しいバッテリーに買い替える必要があります。
充電式の電動工具で一式道具をそろえれば、それだけのバッテリー数が必要になりますし、充電しながら最小個数で使いまわすとしても最低2個は必要になります。バッテリーを購入する必要って、結構ありますよね。
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充電式電動工具を動かすためにバッテリーは必須ですし、極力必要なコストは押さえたいと思うのは至極当然な流れです。
そんな中で、巷で話題になっているのが【互換バッテリー(非正規バッテリー)】の存在です。
当店でのお買取りでも、たまに目にします。
こんな感じの外観。文字のフォントやラベルの見た目がマキタの純正バッテリーとよく似ているので、あまり詳しくない方がぱっと見たら純正と間違えてしまうかもしれませんね。
裏面です。「BL1460」と、マキタ純正の型番をもじっていますね。しかし、側面にも裏面にも「makita」のメーカー名の記載がありません。
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【互換バッテリー】の存在そのものは非常にありがたいものです。そもそもメーカー側がユーザーの囲い込み戦略によるバッテリーの独自規格を崩そうとしないため、【商品購入の選択を制限されている】ユーザーの
選択肢を広げるために必要なのかなと個人的には思っています。メーカー純正の製品ではない=悪、ではないのかなと。問題は品質の劣悪さ、安全性の欠如なのかなと思います。
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リチウムイオンバッテリーを使用する充電式電動工具への参入難度が、技術水準の上昇に伴い比較的に容易になったことから、近年ではホームセンターのプライベートブランド・モデルの充電式電動工具もよく見かけるようになりました。商品選択の幅が広がることはユーザーにとって喜ばしいことですし、ユーザーの選択肢が広がればメーカーも「客離れ」を阻止するためにより魅力的な製品の開発や販売網の強化などいい意味で競争が活発化していくと思うんです。
しかし、それらはあくまでも【守られるべきを守ったうえで】行われるべきでしょう。ここでは特に、購入者の安全面への配慮のことを言っています。メーカー純正の製品が、やはりしっかりと安全面へのアプローチを施した商品を展開している分だけ高価になりやすいのでしょうね。
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今回はここまでです。
なんともざっくりで、主観たっぷりの内容ですが、とりとめのないつぶやきを行う趣旨のコラムですのでどうぞご容赦下さい。
現状、非正規の互換バッテリーの使用は(電動工具以外でも)控えておいたほうが無難かなぁというのが個人的結論です。
別にそれを使ってなにかあったとき、自分にだけ被害が及ぶのならいいんですけど、バッテリーが発火して、火事になって、無関係の大勢の人に迷惑をかけたりしたら、とても責任負えないですしね。。
それでは、また次回お会いしましょう。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました!
記事担当:栗本