日本国内メーカー~ハンドツール②~
2019年03月21日
☆工具ヘルパー・スタッフコラム
第28回『日本国内メーカー~ハンドツール②~』
皆様、こんにちは!工具ヘルパー・スタッフの南です。
前回、途中になってしまったハンドツールの国内メーカーをまた調べてご紹介するというよりかはまとめていく所存なのですが、そういえば海外メーカーにSnap-Onとかスタンレーとかありましたね。
あの辺がアメリカのハンドツール大手メーカーだったような気がするなぁ、と思いつつ。
あ、そういえばこないだ難波に行って来たんですよ。
それが前回のコラムを書こうと思い立ったきっかけなんですけど、ハンドツール工具販売店がありまして、そちらのお店では取り扱いメーカーのロゴを張り出しているのですが、Snap-On、KTCぐらいしか書いてあるメーカーがわからなかったんですよね。
でも大丈夫、前回の記事と合わせて今回の記事を含めればきっとあのロゴ看板のある所を次行くときは理解できている事でしょう。
前回の記事でnepros、ENGINEERのロゴ看板もあったなって思いだしたぐらいですから!!
VESSEL
ベッセル、こないだ電ドラボールっていう目覚ましい新商品を発売したので何となくどんなもんなんじゃいって思って調べ、まとめ上げたおかげか、記憶に新しいですね!
なんでもこの会社、国内シェアをドライバーにおいてはかなりの割合を占めるトップブランドなのだそう。
国内のホームセンターでドライバーをみたらここの工具商品であることが多い、レベルだそうです。
まぁ確かにうちの家にも何本かあったはずです、黒いドライバーに赤いボールが付いたボールドライバーが!
なんでもこのVESSEL、1916年に日本初の国産ドライバー生産会社として開業したらしく、それ以来ドライバーを主軸として会社を発展させてきた処だそうで、ドライバーに関しては長く作っている分、安心と信頼を求めても良さそうですね。
Ko-ken 山下工業研究所
この会社には格言があります。
創業者の遺した言葉だそうなのですが「とにかく良いものを作れ」
日本人って感じの企業感が出ていますね、これは個人的にも評価が高いかもしれません。
日本としての技術力、技術者としての力は昨今は他国に追いつかれそうになっていますが、やはりこだわりを捨てない、こだわり続ける事こそが最高品質を持つハイブランドとしての実力、あるいは能力なのでしょう。
通常サイズのものだけではなく、特殊サイズの工具の特注も行っているそうなので、そういったオーダーメイドの品も工具ヘルパーの仕事を通じて、いずれはお目にかかる事もあるのかもしれません。
その時はこの創業者の理念に則って作られているか、一番良いチェックが出来そうです。大丈夫そうですけどね。
あ、ちなみにこのKo-kenのメイン商品はソケットレンチです。
ここのラチェット機構は36歯だそうなので、他社のラチェットハンドルとは違う使い心地がありそうですね。
それと、ここのKo-kenにはハイブランドの工具製品がありまして、その名を
Z-EAL Z-series – Evolution of Automotive service Lineup
イニシャルを取って、ジール、と呼ぶそうです。ジールの単語の意味は熱心、熱意、情熱
略された内容は、カーメカニックサービスの進化。
形式にZを冠しているあたり、大手家電メーカーのスマートフォンと似た発想を思い浮かばせられますね。
個人的には、カクテルのXYZのワードセンスにも似たものを感じます。「これ以上無い、最高の」
最近映画化したあのアニメでは、「Zの後にはアルファベットがない、だから、もう後がない」っていう意味でしたけどね!
Zはそれだけ特別な意味合いですから、このKo-ken、山下工研さんも気合を入れているハイブランドのようです。
ノウハウや技術を惜しみなく注ぎ込んだもののようですから、長く愛されすぎて工具ヘルパーに持ち込みが無いなんてこともありえそうですね…、見かけたらそれはそれで、発信したりしたいところです!
LOBTEX
ロブテックス、エビ印の工具メーカーとして有名な会社です。
こちらの会社の主力商品は、モンキーレンチ。
やっぱりモンキーレンチは男としては工具と聞いて思いつくドライバーに次ぐトップ品じゃないでしょうか。
良いですよね、モンキーレンチ!
ぱっと見鈍器にしか見えないその形状、なのにその機能といえばレンチの各サイズを一本にまとめたかのような性能!
と、レンチについてちょっと強めに語りすぎてしまいましたね、この会社について語りましょう。
ロブテックスはその名の通り、ロブスターのような名称からエビ印を掲げています。
元の社名はきちんとロブスターだったそうで、今は新社名としてロブテックスを掲げているようですね。
このロブテックス製品のモンキーレンチにはプレミアムシリーズがあり、ナットがナメないような角加工やアゴズレが起きないような加工もしっかりとされているようで、一度はモンキーレンチを使って感じた不快点をしっかりと克服しているそうです。
モンキーレンチはどうしても調整できるという仕様上、下あごがズレてナメやすかったですからね…。
それ以外にもレンチ関連品は高品質なものがそろっているようで、個人的にはエビ印…ええもんなんやな…、っていう印象を受けましたね!
さて、紹介できるメーカーはまだあるのですが、
今日はこの辺で失礼します!またの記事でお会いしましょう!