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ペンインパクトドライバーの性能

2019年02月18日

☆工具ヘルパー・スタッフコラム

第10回『ペンインパクトドライバーの性能』

 

 

皆様、こんにちは!工具ヘルパー・スタッフの南です。

 

近頃工具ヘルパーで勉強しているせいか、ペンインパクトの持っている工具としての猫の手感というか、中学生が好きそう感に溢れる器用貧乏さに心惹かれています。

 

その所為でとてもとてもとても、物欲が動かされているので、各社のペンインパクトドライバーの性能を調べ、一番お手頃で高性能だと思われる物を見つけていくとしましょう。

 

その過程で、皆さまと一緒にペンインパクトドライバーに対して詳しく、そして皆さまが実際買う際の参考になるように勉強していけたらいいですね!

 

まずはペンインパクトドライバーを発売している会社なのですが、Makita、HiKOKI、Panasonicのものが主流で、海外製品はまず無いようです。

 

それでは、3メーカーのペンインパクトドライバーの性能表をご用意いたしましたのでまずはこちらをご覧下さい。

 

Makita HiKOKI Panasonic
型番 TD022DSHX WH7DL EZ7521
最大締め付けトルク 25N・m 25N・m(255kg・cm) 25N・m(255kg・cm)
電圧 7.2V 7.2V 7.2V
無負荷回転数 0~2,400min-1(回/分) 0~2,400min-1(回/分) 0~2,300回転/分
打撃数 0~3,000min-1(打撃/分) 0~3,000min-1(打撃/分) 0~2,600回/分
重量 0.55kg 0.58kg 0.55kg
スイッチ 左右両側面スイッチ トリガー・正逆転スイッチ式 正逆切替スイッチ
価格 21000円 22000円 29000円

 

こちらが最新の3メーカーのペンインパクトドライバーになります。

 

一見したスペックカタログだけだとMakitaのものが一番良いように思えますね。

 

そして値段面性能面において見て一番悪いものがPanasonicのものにも思えますが実際に本当はそうなのでしょうか?

 

実は違うんです。

 

Panasonicは以前の『それぞれの国内メーカーの特色~電動工具~』で紹介させて頂いたように、電設系工具としての性能を追求しているようです。

暗所での作業が多い電設系現場の為に、他社には無いLED機能が搭載されてあったり、スイッチに関しても、ほんの少しの締め間違いで破損が起きやすい電設現場の人に配慮し、親指で押し込めば締まり、引けば引き抜くといった超体感的なスイッチが実装されています。

 

正直この使いやすそうさだけで言えば、圧倒的にNo.1に自分の中では今ランキングされています。

 

あれ、それじゃぁ今度はMakitaかHiKOKIのものが一番微妙なんですか?と思うかもしれません。

 

いえ、実はそうでもないんです。

 

 

この2社のペンインパクトドライバーの違いは、スペックカタログを見てもらってもわかる通り

 

ほぼ、スイッチだけと言っても過言ではないでしょう。

 

連続作業に切り替えが必要だけどトリガーでサクサクと締めor抜い ていけるHiKOKI

 

親指の動きが少し複雑にはなるけれど慣れればなMakita

 

どちらにも利点はあるのです。

 

1000円の値段の差はありますが、これも使ってる部品がHiKOKIはトリガーに加えてのスイッチ切替部分があるから仕方のないことでしょう。

 

これらを踏まえて、まだあまり電動工具に詳しくない私が自分の中での考察をしましょう。

 

MakitaとHiKOKI、そしてPanasonic。

 

3社ともに出してはいますが、選びづらくはあるけれど欲しいのはPanasonic

 

供給量が多いからで選ぶのであれば、MakitaかHiKOKI

 

供給量の多いものは、ヤフオクなどで簡単にバッテリーやパーツが手に入りますからね。

 

ちなみに3社のメーカーはいずれも手締め機能が付いています。

 

手締め機能は通常の電動ドライバーには無い機能で、ペンタイプにのみ実装されています。

 

実際締め付けトルクで謳っていますが、手締め機能があることがペンインパクトの利点でもあり

 

欠点でもあると私は考えているのです。

 

だって、締め付けトルクが十分にあるのなら、そんな機能いりませんからね?

 

実際通常サイズのインパクトドライバーは190N・mとかで締め付けるわけですから、その力の差、締め付けトルクの違いは歴然です。

 

通常の電動ドライバーよりは一定の力で軽く締め付けることができる。手締め機能で思うが儘強く締め付けることも可能である。といった点で、小型化の都合上25N・mが適度なラインであると各社が考え、開発していることを見て取れます。

 

つまり、実際大きな点といった処では、スイッチの使い勝手で考えればいいんじゃない?

 

といった感じでしょうか。

 

ちなみに、スイッチの使い勝手の面だけでいえば、一番使いやすいと思われるのが使ったことはないけどPanasonicなんじゃないかなぁとか思う次第です。

 

この辺のは、お店が開店してからか、あるいはする前でも、記事の追記ができればいいですね。

 

今日はここらで失礼させて頂きます、またの記事でお会いしましょう!

 

 

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